13.10.2025 2025年大阪・関西万博 ドイツパビリオン来場者数300万人BIEから表彰
「わ!ドイツ」と題したドイツパビリオンは184日間にわたる展示を終え、大盛況のもとに幕を下ろしました。管轄官庁であるドイツ連邦経済・エネルギー省(BMWE)は、協力団体・企業とともに出展成果を振り返りました。なかでも特筆されるのが来場者数で、閉会直前に300万人の大台を達成しました。
さらに、ドイツパビリオンは博覧会国際事務局(BIE)からタイプAパビリオンとして2つの賞を受賞しました。
サステナビリティアワードと、テーマ展開に対するシルバーアワードです。
サステナビリティアワードは、持続可能性のテーマを内容面と実践面の両方で模範的に取り入れたパビリオンに贈られます。
テーマ展開に対するシルバーアワードは、博覧会のテーマを特に説得力があり、創造的かつ一貫した形で表現したパビリオンを称えるものです。
ドイツパビリオンには世界中から300万人以上もの見学者が訪れました。政治、経済、学術研究、スポーツ、メディアなどの各界の関係者、さらには要人や高官を含む数々の使節団もお迎えしました。ゲストブックには90人以上もの貴賓にご記帳いただきました。国際的なメディアの評価も総じて好意的で、細部まで循環に配慮した建築、没入型展示、マスコットの「サーキュラー」などが取り上げられました。
「イノベーションで輝く未来を切り拓く国として、ドイツを紹介することを目指しました。300万人を超える来場者を魅了し、BIEからサステナビリティアワードとテーマ展開のシルバーアワードという二つの栄誉を受けたことは、私たちのパビリオンにとって大きな成果です。これは、ドイツパビリオンのコンセプトがいかに人々の琴線に振れるものだったかを示すものです」と連邦経済・エネルギー省のパトリック・シュペヒト(ゼネラルコミッショナー)は強調しています。
建築、展示内容、プログラムのすべてで、「循環型社会の共創」のテーマが貫かれていました。パビリオンは自然と技術の調和について楽しみながら学べるインタラクティブな体験型展示で、来場者を心躍る探求の旅に誘いました。
循環型建築、都市農業、水素技術、循環型ファッションなどの様々なテーマを分かりやすく展示するとともに、一人ひとりの取り組みにも焦点を当てました。そこでは、持続可能なライフスタイルにどう貢献できるかのヒントやアイデアが提示されました。
来場者からは非常に好意的な評価が寄せられました。アンケート調査によると、来場者の96%以上がドイツパビリオンを「非常によかった」または「よかった」と評価し、万博で最も優れたパビリオンの一つとする声も数多くありました。
とりわけ人気を集めたのがマスコット「サーキュラー」です。丸いフォルムが愛らしい着ぐるみを会場内で見かけた方も多いでしょう。また、展示室ではマルチモードの音声ガイドとして来場者に親しまれました。来場者による人気投票では、サーキュラーが万博で最も人気のあるマスコットに選ばれました。このことからも人々の共感を呼ぶキャラクターであることが分かります。
大阪万博はドイツが国際社会の一員として世界に開かれたイノベーション大国であることをアピールする機会となりました。その舞台も閉会をもって幕を下ろします。ドイツパビリオンで紹介したプロジェクトとテクノロジーは未来を支える社会の設計が遠い先の理想ではなく、すでに実装可能な現実的な取り組みであることを世界に示しました。
2025年大阪・関西万博の背景情報
2025年大阪・関西万博は4月13日から10月13日まで大阪市で開催されました。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、約150カ国が未来のビジョンを提示しました。日本で開催される万国博覧会としては、1970年の大阪、2005年の愛知に続いて、これが既に3回目でした。
プロジェクト責任者の概要
ケルンメッセはドイツ連邦経済・気候保護省の委託により、2025年大阪・関西万博ドイツパビリオンの組織運営を請け負っています。ドイツパビリオンの企画、設計、施工・制作は「2025年大阪・関西万博ドイツパビリオン推進委員会」が担っています。その構成委員はfacts and fiction(独ケルン)、GL events Live(本社:仏リヨン、協力:日本支社)です。前者はコンセプト、展示、メディアのデザインを担当し、後者はGL events Japanとともに建築施工を担当しています。また、Laumann / Scheßl / Weismüllerがプロジェクトの建築監督を務めています。建築と空間コンセプトは、LAVA Architects(独ベルリン)が手がけました。文化プログラム『Culture Connect』の監修は、フランクフルトのイベント企画会社VOSS+FISCHERと文化・メディアマネージャーのマイク・P・ハイゼルが担当しています。パビリオンのレストランとショップは78degreesが運営します。
ご質問・お問い合わせ:
ヤナ・ゾル(Jana Soll)
広報副部長
2025年大阪・関西万博 ドイツパビリオン
Koelnmesse GmbH
Messeplatz 1, 50679 Köln
ドイツ
+49 221 821 2251
プレスキットはこちらのリンクからダウンロードできます。
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